飲食業の妻(手描きチラシコンサルタント)のブログ

毎日閑古鳥から半年で売上を6倍にしたシェフの妻Kaoriの集客術あれこれ

【自営業の奥様へ ④アナログでもできること】

飲食業の妻、Kaoriです。

「あなたの長所は何ですか?」

こう質問すると、考え込んでしまう方が多いです。
逆に、短所を聞くと、スラスラと出てきてしまいます。

いや、もっといいところがたくさんありますよ。
と思うのですが、

「自分のことは自分が一番知らない。」

わけです。(謙遜している場合もありますが)

自分の店に関してもそうです。

オープン時は、意気揚々といきますが、
うまくいかなくなってくると、

自分の店(スキル)のどこが良いのか、
どこに価値があるのか、

ウリがわからなくなってしまいます。

だから、軸がブレてしまう。

私の思う、

「妻が販促を手伝うメリット」は、
身内でありながら、他人の目線も持てること。

スタッフだとなかなか言えないことも、
妻は、他人の目線でズバッと言うこともできます。

ただ、そこに“根拠”がないと、
「説教」や「愚痴」に聞こえてしまい、

「素人が口出すなむかっ
となり、夫婦の間に溝ができてしまいます。

男としてのプライドも立てながら、
“根拠”のあるアドバイスをするべきです。

頭の良い奥様はご存知のことですよね。

それでは、前回からの続きです…


手描きでチラシを作ることを決めた私。

ネットで「手描きチラシ」の画像検索をしていて、あることを思い出しました。

「アイキャッチだ!」

私は大手広告会社に勤めていました。

数年前に担当していたA社は、
とても広告の勉強をされているTさんという方が採用担当でした。

Tさんは、掲載した全ての自社広告をスクラップされていて、
効果の良し悪しをご自身でまとめられているほど熱心な方でした。

Tさんがよく仰っていたのは、
「アイキャッチ」という言葉でした。

Tさんのいう「アイキャッチ」とは、
効果が良い広告は「目が合う」ものだと。

広告業界でいう「アイキャッチ」の意味とは少し異なりますが、

確かに、人物写真で視線がまっすぐのものは、
自ずと目が止まります。

Tさんが細かく結果を書き込んだスクラップを拝見していると、
それは確信できる“根拠”でした。

チラシを利用するのであれば、
毎日無雑作にポストに投函されたチラシの中で、

ハッと、目が止まる(留まる)もの
でなくてはならない。

そして、
手に取り、内容を読み、
捨てずに冷蔵庫に貼っておいてもらいたい。

そのために、まず
私がチラシにまずデカデカと描いたのは、

“夫の似顔絵”

でした。

(この似顔絵、一筆書きのようですが、
旦那にそっくりなんです…)

あとは、
手に取った人が知りたい情報を、
わかりやすく伝えること。

これは、多くの広告に言えることですが、

自分が言いたいことを
一方的に書いている

そんな広告が多いんです。

だから、
「私には関係ない」
と捨てられてしまいます。

“「誰に」「何を」伝えるか”

広告は、「ラブレター」です。

チラシを手に取る主婦さんが、

見るor見ない
取っとくor捨てる

と、瞬時に判断する

そのときに、
心を揺さぶるものであるチラシにするため、

A4という紙の中に、
「アイキャッチ」をはじめ、
これまで現場で学んだ広告理論を
散りばめました。

チラシをフォトショやイラレで綺麗に作れる方にとっては、
「手描きチラシ〜?!」
と、鼻で笑ってしまうかもしれません。

例え笑われたとしても、
お金がない中で、
魂を込めて作った「手描きチラシ」。

カラーコピーはお金がかかるから、
モノクロでコピー。

このご時世で、時代遅れかもしれないけれど、
夫は私を信じて、
夜な夜な一軒一軒配布して回りました。

さて、結果はいかに…はてなマーク

⑤へ続く…


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【自営業の奥様へ③ お金がない】

飲食業の妻、Kaoriです。


7年前の話ですが、

書いているうちに、

だんだん記憶が蘇ってきます。


そのときは悔しくて、泣けてきて、

眠れないことがありました。


でも、いまは笑って話せます。


さて、前回の続きです。


臨月となった私。

お客様は来ない、、、

そして、焦る気持ち、、、


「まずはたくさんの人に店の存在を

知ってもらわないと!」


でも…

お金がないから、有料のグルメ本に

掲載することはキツイ…


しかも、

うちは清水のひっそりした街角のビル2階に

ある20席ほどの小さな店。


何十万も広告費を払って、

それを回収できるほど集客ができるのか、、、


そのときはかなりの博打に思えました。


となると、


お金を極力かけずにやれることは?

私の経験を活かせることは??


…自分で「チラシ」を作るしかない!!


そんなわけで、私は完全に我流で、

1枚のチラシをパソコンで作りました。


よく見かける写真がきれいでオシャレなやつを…

とイメージしながらパソコンに向き合うのですが、

パワポを駆使してもお粗末なものしかできません。

しかも、写真の画素が粗い…


最初に作った手作りチラシは、

ハガキサイズで写真とメニューを載せただけ。


大量印刷したあとに気づいたのですが、

店名も住所も電話番号も抜けてました。

※添付写真参照


…がっくり


やっぱりパソコンを使うのは無理だ…

アナログでいくしかない…


そこで、

今度はパソコンを使って、

ネットで「手描きチラシ」と、

画像検索を始めました。


すると、出てくる出てくる!

参考になる「手描きチラシ」画像が!!


世の中には、自分でチラシを描いてる人が

結構いるんだ…ということで、

まず勇気をもらいました。


そこからいくつかをピックアップし、

構成を真似しながら、

何回か下絵を描き、

遠目から見ても良さそうものを、

何パターンか夫に見せました。


その中で、コレが絶対いい!


と、私が推したのが「ある工夫」をしたチラシです。


その「ある工夫」には「根拠」がありました。


「ある工夫」と「根拠」とは…?


続きは次回④で…

【自営業の奥様へ② 焦る妊婦】

飲食業の妻、Kaoriです。


前回のつづきですが、
まずは当時のバカな失敗話です。

前の店でのオープン時、
私は妊娠7ヶ月でした。

自分も家計を支える身として、
夜8時頃まで広告代理店で働き、
毎晩必ず彼の店へ様子を見に行きました。

カウンターに座っていれば、
サクラの代わりになるかも…と、
本気で思ってました。
(ちなみにビルの2階だったので、外から見えません)

店内の装飾をしたり、
メニューを綺麗に書き直したり、
ショップカードを作ったり、

いま思えば完全に空回りです…

お客様が来ない店なのに、
“内”ばかりを気にしていたんです。

少しあとに知ったことですが、
新規のお客様が来店しない理由の第1位は、

「店の存在を知らないこと」

なんです。

うちのことが好き・嫌い以前に、
「知らない」わけです。

だから、
まずやらなければならないことは、

店内をキレイにすることでもなく、
私が毎晩サクラになることでもなく、

人に「知らせる」=「広告」

だったのです。

大手広告業界に10年以上いた私ですら、
渦中にいると気づきませんでした。

腕に自信があればあるほど、
「みんな、うちの店を知ってる」
という錯覚に陥ります。

「まだまだ知られていない」

そこを常に頭において
行動できるか、できないか、

それが、遺(のこ)るか、潰れるか、

の境目です。

そんなことに気づかないで、
「うちの旦那の料理は美味しいのに!」
と、
完全に身内目線で応援していた私。

自分の応援の仕方が間違えていたことに気づいたとき、
ほんとに恥ずかしかったです。

夫はアナログ人間だったので、
外に発信することは本当に苦手…

そこで私の真価が問われるとき。

いよいよ臨月にさしかかった私は、
ネットで“あること”を調べまくりました。

そこから、運命の歯車が動き出した気がします。

③につづく…


#自営業の妻
#家族の笑顔が元気の源
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